脂肪を蓄えるのは生物としてのDNA

生物は基本的に飢えとの闘いです。

分類された生物のヒエラルキーで頂点に立ち、天敵がいない存在でも飢えは切実な問題で、ホオジロザメでもアフリカライオンでもオリノコワニでも、つねに飢えと闘っているのです。

とくに若い生物は天敵がいなくても同生物の年配が敵となり、餌にありつくことすら難しく、つねに飢えています。

これは私たち新人類と呼ばれる生物でも同じでした。

猿人の時代から飢えと闘い、天敵が少なくなって2本足歩行ができるようになっても飢えとは無縁になることはありませんでした。

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現在、日本においてはほとんどの人が飢えに苦しむことはありません。

しかし、新人類の時代から約20万年、飢えに苦しまなくなったのはたとえ100年としても人類の歴史から見ればほんの一瞬のことです。

その一瞬で人類の体が進化することはありえません。

今でも飢えに対処するためのDNAが人間の体には残っているのです。

それは食物を食べられる時にできるだけ食物から栄養素を摂取し、栄養素を脂肪に蓄積させるというDNA。気候の変化のために脂肪を蓄え、寒さを凌ぐというDNAもあります。

つまり、人間の体は依然として生命の危機に瀕した時、できるだけ体の器官を長持ちさせるようにエネルギーを蓄えようとするのです。

これが、肥満のメカニズム。人間である以上、食べる分だけ太るのは当たり前の話なのです。

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