ご当地グルメのボーダーライン

宇都宮餃子はソウルフードか?

残念ながらソウルフードではありません。

しかし立派なB級グルメです。

フランス後の美食追求を意味するグルメと、けっして高価、高品質ではないけれど利用価値が高いものを意味する日本語が組み合わさった、とても複雑な言葉ですが、B級グルメ、と聞くだけでなんとなく(ここ重要です)カテゴライズできてしまうのが日本人の特徴です。

このB級グルメと同意語なのがご当地グルメですね。

スポンサーリンク

「B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会」が実施しているB-1グランプリでもお馴染みの言葉です。

お分かりのように、ここに出てくる料理は厳密に言えば、郷土料理でもなければソウルフードでもありません。

第2の宇都宮餃子、喜多方ラーメンを目指しているわけですね。

もちろん、これはこれで結構なこと。

宇都宮は餃子作りに欠かせないニラの生産地であり、喜多方には豊富な伏流水があってスープ作りに役立たせるという地産地消の条件を満たしています。

B-1グランプリ開催も、本来は町おこしが目的であって特定店舗の料理を祀り上げるものではありません。

このイベントで地域活性化が行われれば経済状態も向上します。

ちなみに宇都宮には餃子目当てに観光客が年間50万人以上、訪れるそうです。

宇都宮餃子がご当地グルメとなったのは今から15年ほど前のこと。

ようやく定着したばかりですね。

ご当地グルメには歴史的背景が乏しく、一過性のブームになるという危険性があります。

ソウルフードと呼ばれるためには、まだまだ修行が足りない、といったところでしょうか。

関連記事(一部広告含む):