滋味の詰まった伝統的な日本食の作り方

では、最後に胡麻豆腐の作り方をご紹介します。

練りゴマ1に対して同量の吉野葛、この2つの分量を合わせた量の水、これだけです。

吉野葛を水で溶かします。

練りゴマに溶いた吉野葛を少しずつ混ぜます。

練りゴマは油分が多いので一気に入れると分離するので、入れたら完全に混ぜ、また入れるという行程を繰り返してください。

完全に混ざったら液体状になっているはずなので、それを雪平鍋に入れて火にかけます。

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木べらや杓文字でゆっくり撹拌します。

やがて吉野葛が固まり始めたら、かき混ぜます。

ひたすらかき混ぜてください。

かき混ぜているうちに鍋がうっすらと焦げついてきますが、それでもかき混ぜてください。

懸命にかき混ぜているとねっとりした胡麻豆腐は鍋から剥がれるくらいになり、鍋にへばりついた部分がキツネ色に焦げてきます。

ここまで懸命にかき混ぜて30分ほどかかります。

練上がった胡麻豆腐は流し缶に入れて水で冷やします。

あとは適量に切って、好みですり下ろした生姜やわさびを添えれば完成です。

胡麻豆腐は僧侶が栄養をつけるために作られた精進料理で、家庭では練りゴマを使いますが、僧侶はゴマをすり鉢で挽くところから始めます。

食材こそシンプルですが、とても、とても手間のかかる料理であると同時に、高カロリーな上、食物繊維やタンパク質、カルシウムが豊富に含まれている料理です。

身体の弱った人でも喉越しがいいので食べやすく、ベジタリアンでも良質なタンパク質や脂質を取ることができ、しかもコレステロール値を押さえたり、動脈硬化や高血圧予防にもつながる伝統的な日本食の代表的な存在です。

一度、試しに作ってみてください。

慎重さと手間さえかければ誰でもできるシンプルな料理です。

うまく完成して食した時、伝統的な日本食の深い味わい、滋味という意味を知ることができるでしょう。

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